こんにちは。
徐々に緊急事態宣言から蔓延防止措置に移行してく流れの中で、居場所宅配サービスを終了します。
思い返せば、2020年4月に第一回目の宣言発令と同時に本と珈琲を自宅に届けるサービスを開始しました。
当時は自粛警察などのワードが飛び交い、外出することに対して感染や偏見の恐怖が強くありましたので、自宅に自分の居場所を作ってもらえたらとの思いでした。
自宅に自分の居場所。と聞いて、自宅が居場所なのは当たり前では?と感じる方もいるかもしれません。
ただ、自宅だからといって居てもいいと思えない、居たいと思えない人もいるのではと考えています。
また、宣言が三回に渡って発令される度に、サービスを拡充し提供し続けてきました。
これまでのように、次の宣言に備えて居場所宅配サービスを一旦休止し、時に応じて再開することもできましたが、今回終了することを決めたのは、二度と緊急事態にならないでほしいとの願いからでもあります。
緊急事態宣言が終了し、居場所宅配サービスが終了しても、私たちは居場所をつくることを目的とした活動を、これまでもこれからも続けていきます。
では一体、その居場所とは何なのか。
目に見えるものではなく、心に感じるものであるからこそ、説明するのは難しいですが、居場所に対する私の思いの変化とともに、できる限り言葉にしてみたいと思います。説明しやすくするために居場所を【いばしょ】と表記します。
【いばしょ】づくりを始めた頃は、「居てもいいと思える場所」のことだと思っていましたし、今でもその思いに変わりはありません。そのままの自分を肯定できる場であり、傷つくことの少ない安全基地のようなイメージです。
その後、就労支援をするようになってからは「(よいところなどを)活かせる場所」も【いばしょ】だと思うようになりました。そのままの自分から、ありのままの自分に変化していくようなイメージです。
来月から住居支援をするにあたり「生きたい街で暮らす場所」も【いばしょ】ではないかと新たに思っています。生きたい街があるのが前提ですが、ここで生きたいと思ったら希望が叶うイメージです。
このように【いばしょ】の【い】を居・活・生として捉えています。
それでは、居場所宅配サービスはどの【い】かというと居に当てはまります。
本を読んでいて傷つきそうと思ったら、先に進まずそこで閉じることで、安全が守られます。
本によっては、そのままでいいよと背中を押してくれ、支えになることも少なからずあると思います。
珈琲を飲んでいて傷つきそうと思うことは少ないのではないかと思うので、きっと安全が守られます。
はじめに存在を肯定され、自身の能力を活かして作った珈琲には、飲む人をほっとさせる力があると思います。
ただ、本と珈琲は全国どこにでもあります。
大手ショッピングモールや大手ショッピングサイトには値段を競うのに忙しい商品たちが乱立しています。
私たちも現在、珈琲を楽天市場やYahoo!ショッピングに出店しています。
昨日で居場所宅配サービスは終了しました。
でも、まだまだたくさんの人に、私たちだからこその意味があると信じている、本と珈琲を届けていきたい。
そして、値段を競う世界からも同時に抜け出したい。
だから今日Yahoo!ショッピングの解約手続きをしました。
そのうち、楽天市場ともさよーならをします。
そのためにやることは、まだまだまだまだ、たくさんあります。
まずはじめにやることとして、自社のオンラインショップをリニューアルオープンすることにしました。
これまでは『本と珈琲』のセットしか選べませんでしたが、リニューアル後には『本』『珈琲』『本と珈琲』の大きく分けて三種類のうちから選べるようにする予定です。
居場所宅配サービス終了。そして、
居場所をつくる思いはそのままに、自社のオンラインショップ構築へ。
リニューアルオープン日は2021年7月1日を目標にしました。
就労支援している仲間が目標を立てるときに「目標は結果を出すためじゃなくて、挑戦するためにあるんだよ。」とずっと言い続けてきましたので、私も実践し続けていきます。
7月1日までの目標
シェアハウスひびうたのオープン。
自社のオンラインショップのリニューアルオープン。
コーヒーハウスの店頭でお試しセットの販売スタート。
ただやはり遊びも大事なので、6月30日の夜にカネコアヤノTOUR2021"よすが"に参加するという人参も用意しつつ、この3つの目標に挑戦し自身の壁を越えていきます。
ひびうた代表
大東悠二
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