『原発の断わりかた』著者・柴原洋一さんお話会


かつて三重県にも原子力発電所の建設計画があったことをご存じでしょうか。

中部電力による度会郡南島町(現南伊勢町)と紀勢町(現大紀町)にまたがる芦浜地域への原発建設計画を巡って、原発計画が白紙撤回されるまでの地元住民の壮絶な闘いを、反原発運動に身を投じた当事者自身が記録した『原発の断わりかた ぼくの芦浜闘争記』。

この度、著者の柴原洋一先生をお招きして、芦浜原発闘争に関わった人々について、書籍刊行に込められた思いについて、お話いただきます。

ゲスト紹介

◯柴原洋一(しばはらよういち)

 1990年代に「南島町芦浜原発阻止闘争本部」が組織した県民団体「脱原発みえネットワーク」の事務局長を務めたときは現役の高校教員だった。2011年3月宇治山田高校を最後に早期退職。15年―18年、三重のローカル誌「NAGI」に「芦浜闘争私記」を連載。21年から同誌に三重に逃れてきた福島原発事故避難者のルポを連載中。「原発おことわり三重の会」会員。著書に『原発の断りかた ぼくの芦浜闘争記』(2020年、月兎舎)がある。

 

◯メッセージ

「ぼくがお話しするのは、芦浜原発建設計画に抗った人びとの歴史ですが、三重県には他にも3つの計画がありました。それら全部を地元住民が止めたのですが、ぜひそれぞれの戦いの歴史を知っていただければ、、。まだ語ってくれる当事者が生きているうちに。

ぼくの話を聞いて終わり、あるいは質問して答えを聴いて終わりじゃなくて、さらにみなさんそれぞれの「問い」を交流しあって、そこから感じたこと考えたことを元に話し合うプロセスをとおして、新たな気づきや学びの機会を共有できればいいなと思ってます。」

 

日時:2024年2月4日 日曜日 15時~17時

 

場所:HIBIUTA AND COMPANY

        三重県津市久居本町1346-7

 

参加費:1500円

 

問合せ先:TEL/059-202-8188  MAIL/ info@hibiuta.org

      日々詩書肆室 村田奈穂