10月のまちライブラリー・ブックハウスのイベント

みなさん、こんにちは。

まちライブラリー@ひびうた文庫及び本屋ブックハウスひびうた管理者の村田です。

めっきり涼しくなってきましたが、いかがお過ごしですか?

 

緊急事態宣言も、三重県に関しては9月末で予定通り解除されそうで、ほっとしています。

図書館にも美術館にも行けず、息苦しい日々でしたが、続けばなんとなく慣れてしまうことに怖さを感じた1か月間でした。

今後は人々が苦しい思いをするような時間が少なくなればいいなと思っています。

 

まちライブラリー@ひびうた文庫及びブックハウスひびうたでは9月中も感染に気を付けてイベントを開催してまいりましたが、10月はみなさんによりのびのびした気持ちで、本や文化を楽しめる時間をお届けしていければと思います。

秋は読書にぴったりの季節。興味のあるイベントがあれば、ぜひお気軽にお問合せいただければと思います。

 

まちライブラリー@ひびうた文庫

 

①長編小説を励まし合いながら読む会~『レ・ミゼラブル』~定期ミーティング 第4回

・日時:10月1日(金) 19:00〜21:00

・開催場所:コミュニティハウスひびうた

・会費:500円(会員無料)

一人では挫折しがちな長編小説でも、みんなで読めばきっと読み切れるはず!

 2021年度はヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』を読んでいきます。

新規会員募集中!会員でない方も、読んでない方も、お気軽にお越しください。

 

②戯曲を読む会vol.3 「炎の人」を読む

・日時:10月8日㈮:19:00~21:00

・開催場所:コミュニティハウスひびうた

・参加費:無料(要予約)

名作戯曲を声に出して読んでみる会。

今回は、画家ゴッホの生涯を取り上げた名作を取り上げます。

炎のように熱く燃え尽きたゴッホの生涯を描いた傑作。

役になり切って、みんなで読んでみましょう!

※ブックフェスタジャパン2021参加イベント。オンラインでもご参加いただけます。

オンライン参加をご希望の方は、ご予約の際メールアドレスをお伝えください。

 

③ひびうた大学文学部 第七講「文学ワールドツアー ロシア①:ドストエフスキーとトルストイ」

・日時:10月22日(金) 19:00〜21:00

・開催場所:コミュニティハウスひびうた

・会費:500円

ドストエフスキーとトルストイの作品の中からお好きなものを読んで、選んだ作品について話し合いましょう。

重厚なロシア文学の中でも最高峰の二人、ドストエフスキーとトルストイ。

ともに19世紀ロシアの空気を吸って生きた二人の文豪のスゴさの秘密に迫ります!

参考:ドストエフスキー『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『地下室の手記』

   トルストイ『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『イワンの馬鹿』

 

④秋の文学×音楽会 「ゲーテの詩と歌曲:オペラ・カルメン」

・日時:10月29日(金) 19:00〜21:00

・開催場所:コミュニティハウスひびうた

・会費:500円

曲の題材になった文学作品の朗読を交えて、クラシック音楽を楽しむ音楽会です。

クラシック音楽には文学と関係の深い名曲がたくさん。秋の夜長、しっとりと音楽と文学を楽しみましょう。

第一部:ゲーテの詩と歌曲

    ドイツの文豪ゲーテの詩に曲をつけた歌曲を聞いてみましょう。

第二部:オペラ・カルメン

    フランスの作家・メリメの小説『カルメン』を原作につくられたビゼーのオペラ「カルメン」。小説版の朗読とともに、有名なアリアを聞いてみましょう。  

 

まちライブラリー@ひびうた文庫では上記4つのイベントを開催します!

特に、②は全国のまちライブラリーが参加するブックフェスタジャパン2021のイベントということで、遠隔地の方もオンラインでご参加いただけます。

参加希望の方は、メールにてまちライブラリー@ひびうた文庫までご連絡お願いいたします。

また、④は秋にぴったりの新イベント。ちょっと大人な雰囲気で、芸術の秋を堪能しましょう。

 

さらに、ブックハウスひびうたでは、編集人アサノタカオさんとともに、山尾三省著『新装アニミズムという希望』を読み解いていく自主読書ゼミ「やわらかくひろげる」を連続開催中。

今月も、アサノさんとのお話を通して、読書を深めていきましょう!

 

☆自主読書ゼミ「やわらかくひろげる 山尾三省『新装 アニミズムという希望』とともに」第4回

2021年10月15日(金)19時~ブックハウスひびうたで、自主読書ゼミ「やわらかくひろげる 山尾三省『新装 アニミズムという希望』とともに」第4回をオンラインで開催します。新装版の編集に関わったアサノタカオさんが本書について解説します。今回の課題作品は、「第4話 家族について」(本書所収、頁83~104)。参加者のみなさまと対話しながら、作品をじっくり読んでいきます。

課題作品を事前にお読みいただけるとうれしいですが、事前にお読みいただかなくても楽しんでいただける内容です。はじめての方も歓迎します。

 

【プロフィール】

アサノタカオ

1975年生まれ。編集者。大学卒業後、 2000年からブラジルに滞在し、 日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ ブックスの編集人をつとめるかたわら、書籍や雑誌の企画編集の仕事をしている。著書に随筆集『読むことの風』(サウダージ・ブックス)。

 

【課題図書】

山尾三省『新装 アニミズムという希望——講演録 琉球大学の五日間』(山極寿一解説、野草社、2021年)

 

・開催日時:10月15日(金)19:00~21:00

・開催場所:コミュニティハウスひびうた

・参加費:1000円(要予約)

 

【「やわらかくひろげる」について】

哲学カフェスタイルの読書会「やわらかくひろげる」を開催します。

本は一冊をまるごと読み込んで、著者の意図を頭で解釈しないとちゃんと理解したことにならない。そんなふうに思われがちですが、その日の気分や直感で本のページをパラパラめくって、1行・ 1句の気になる「ことば」を見つける。そこに自分との関わりを見つけるコツさえつかめば、その本は今日という一日を豊かにしてくれる、あるいは人生という時間を豊かにしてくれる自分だけの一冊になります。

詩や小説や随筆、文学のことばで表現される世界と、自分の内なる世界とのつながりをみつけて、自分のことばで語ってみる。ついでほかの参加者の語りに耳を傾け、自分の内なる世界を、ふたたび他者や社会へ、外側へとやわらかくひろげる。そんな想像力のレッスンを共にしましょう。

研究会や勉強会のような、難しいことはありません。学問的・歴史的な知識を前提とせず、いまここで出会った「ことば」がみずからに問うものを一人ひとりが心身で受け止め、分かち合う場です。

発言しないで聞いているだけでも大丈夫です。どうぞ気軽にご参加ください。

 

自主読書ゼミ「やわらかくひろげる」主宰

アサノタカオ(サウダージ・ブックス)

 

みなさまのご参加をお待ちしております。

どうぞお気軽にお問合せください。

 

まちライブラリー@ひびうた文庫

ブックハウスひびうた

村田奈穂