トーク&読書会「やわらかくひろげる 山尾三省『新装 アニミズムという希望』とともに」

こんにちは。ブックハウスひびうた担当の村田です。

6月7日から開催中の「詩人・山尾三省展」、おかげさまで多くの方に足をお運びいただいています。

展覧会の会期も、6月25日㈮までと迫ってまいりました。

ふしはらのじこさんの柔らかく優しい原画と、山尾三省さんの貴重な写真や直筆原稿を、ぜひご覧になっていただければと思います。

本日は、展覧会最終日に開催する読書会についてお知らせいたします。

 

トーク&読書会「やわらかくひろげる 山尾三省『新装 アニミズムという希望』とともに」

 

2021年6月25日(金)19時〜ブックハウスひびうたで、トーク&読書会「「やわらかくひろげる 山尾三省『新装 アニミズムという希望』とともに」を開催します。新装版の編集に関わったアサノタカオさんが本書について解説します。今回の課題作品は、「第1話 土というカミ」(本書所収、12〜30頁)。参加者のみなさまと対話しながら、作品をじっくり読んでいきます。

 

課題作品を事前にお読みいただけるとうれしいですが、事前にお読みいただかなくても楽しんでいただける内容です。はじめての方も歓迎します。

 

【プロフィール】

アサノタカオ

1975年生まれ。編集者。大学卒業後、 2000年からブラジルに滞在し、 日系移民の人類学的調査に従事。2009年よりサウダージ・ ブックスの編集人をつとめるかたわら、出版社で書籍や雑誌の企画編集の仕事をしている。著書に随筆集『読むことの風』(サウダージ・ブックス)。

 

【課題図書】

山尾三省『新装 アニミズムという希望——講演録 琉球大学の五日間』(山極寿一解説、野草社、2021年)

 

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【「やわらかくひろげる」について】

 

哲学カフェスタイルの読書会「やわらかくひろげる」を開催します。

 

本は一冊をまるごと読み込んで、著者の意図を頭で解釈しないとちゃんと理解したことにならない。そんなふうに思われがちですが、その日の気分や直感で本のページをパラパラめくって、1行・ 1句の気になる「ことば」を見つける。そこに自分との関わりを見つけるコツさえつかめば、その本は今日という一日を豊かにしてくれる、あるいは人生という時間を豊かにしてくれる自分だけの一冊になります。

 

詩や小説や随筆、文学のことばで表現される世界と、自分の内なる世界とのつながりをみつけて、自分のことばで語ってみる。ついでほかの参加者の語りに耳を傾け、自分の内なる世界を、ふたたび他者や社会へ、外側へとやわらかくひろげる。そんな想像力のレッスンを共にしましょう。

 

研究会や勉強会のような、難しいことはありません。学問的・歴史的な知識を前提とせず、いまここで出会った「ことば」がみずからに問うものを一人ひとりが心身で受け止め、分かち合う場です。

 

発言しないで聞いているだけでも大丈夫です。どうぞ気軽にご参加ください。

 

読書会「やわらかくひろげる」主宰

アサノタカオ(サウダージ・ブックス)

 

※こちらのイベントは、要予約先着20名様、参加費1500円(ワンドリンク付)です。

まだ人数に空きがありますので、ご興味のある方は、下記連絡先までご連絡よろしくお願いいたします。

 

ブックハウス担当 村田奈穂

TEL:059-202-1591

MAIL: sayamachi@hibiuta.org