コーヒーハウスひびうた

ひとりのための「珈琲店」

1.商品へのこだわり

社会的な少数派の人に珈琲を届けています。

 

妊婦さんやカフェインの摂取を控えている人には、国産の大麦・玄米・大豆を使用したノンカフェインコーヒーを。

 

運転手さんや医療従事者など孤独と戦う人には、世界各地の希少なロブスタ種を使用したハイカフェインコーヒーを。

 

それぞれ素材本来の味を引き出すために、とことん手間をかけるのが、私たちのこだわりです。

 

焙煎前と焙煎後の二度に分けて選別し、さらに焙煎を二度に分けて行うダブル焙煎製法により、穀物や生豆の芯まで熱を通して生焼けを防いでいます。

 

またダブル焙煎することは味をよくするだけではなく、個性を引き出し誰も見捨てない生き方にも通じています。

 

目の前の一人が本当に必要としている商品を届けることができる、ひとりのための珈琲店を目指しています。


2.働き方へのこだわり

障害を抱えたメンバーが安心して働くことができ、特技を活かした役割を持つことで社会進出することを目的に就労支援をしています。

 

社会復帰とは違う社会進出とは何か。

社会に復帰するには今を否定して、ステップアップするのが前提です。

ただそのような考えでは、ステップアップできなければ働くことができないことにもなりかねません。

そのため、ステップアップするのは障害を抱えた人ではなく、支援員が支援のスキルや障害の理解に対してステップアップする必要があるのではないかと考えています。

社会進出するには今を肯定し、職場の環境を調整することと個別に合わせた支援をすることを大切にしています。

 

そのため、作業は分業制を採用し、特技を活かせる主担当業務を決めることから始まります。

必要に応じて新しい主担当になり得る業務を生み出すこともあります。

 

作業に合わせて人をつくるのではなく、人に合わせて作業をつくる働き方を目指しています。