居場所宅配サービスvol.2について

居場所宅配サービスを始めて一週間が経とうとしています。

開始してから数日の間は注文が入らず、居場所を届けたくても届けられないことに気持ちが焦りました。

それでも必要としている人は必ずいると信じて待ちました。

すると数日前から今日まで毎日注文が入るようになり、嬉々として発送作業に取り組んでいます。

 

この一週間で社会はますます自粛ムードが高まり、どのようにステイホームするかが課題になっています。

そして、居場所を必要とする人は今後さらに増え続けていくことを感じています。

 

そこで、さらに多くの人に居場所を届ける仕組みを以下のように考えました。

ひとつは500円商品を追加することで、利用しやすくすることです。

これまで【本とコーヒー、居場所セット】を800円で利用してくださった方には居場所無料券(300円)をすでに同封して送らせていただいています。

さらに、リアルな居場所により近づけるために手紙をつけることで、気持ちをお話してもらうことです。

「本とコーヒーのある、居場所」の居場所機能(心の安全基地)を諦めずに実現する方法として、引きこもり支援の際に手紙でコミュニケーションをとってきた経験から、気持ちを受けとめることは可能ではないかと考えました。

さらに、サービスの種類を増やすことで居場所のつくり方を選んでもらえるようにすることです。

リアルな居場所では、本を読む人、コーヒーを飲む人、話をする人など、利用している人が居場所での過ごし方を自由に選んでもらっているため、自宅でも自由に居場所をつくってもらいたいと考えました。

 

以下、新サービスになります。

【本とコーヒーと手紙、居場所セット】800円

【コーヒーと手紙、居場所セット】500円

【本とコーヒー、居場所セット】500円

【本と手紙、居場所セット】500円

サービスの詳細は購入ページ(4/17更新)からご覧いただけます。

 

毎日どうすれば居場所を届けられるかに頭を悩ませてきました。

悩み疲れて帰宅してから朝までずっと寝ている日もありました。

これまで居場所をつくってきた者としての使命と責任をここまで強く感じたことはありませんし、だからこそいま自分が経験したこと、持っているもののすべてを使って居場所をつくりたいと思っています。

なぜそこまで居場所づくりにこだわるのか。

それは私自身が居場所がないことで苦しい思いを経験し、他人を苦しい思いにしてきた経験があるからです。

自分のことを理解してくれる存在がいかに大きく、自分の考えていることを受けとめてくれる存在がいかに大きいか。

とくに家族との関係が悪いなかでステイホームするのは辛く、さらなる関係悪化につながることを危惧しています。

 

本があれば自分の世界に閉じこもることができる。

コーヒーがあればホッと一息つくことができる。

手紙があれば少しは楽になることができる。

 

そう思うと居場所を宅配する意義は小さくない気がしています。

 

これまでの苦労と、居場所を探し求めて楽になっていった経験を原動力に、趣味のカメラで磨いた技術で写真を撮り、楽天市場に出店してきたノウハウを発送に活かし、就労支援のために学んだ焙煎で珈琲をつくり、贈る気持ちで集まった本を届け、時間をこじ開けてでも手紙の返事を書きたい。

 

心の支えにしているエレファントカシマシのパワーインザワールドという曲の歌詞に「全部使い尽くせ 己の全部使い果たせ」とあるように、自分のできることをすべてやっていこうと思います。

 

最後に大切にしている座右の銘を紹介して終わります。

 

自分にできることのすべてをした人が花である。

一度きりの人生、誰に遠慮がいるものか、君よ花と咲け。

 

いつも拙い文章を読んでくださり、ありがとうございます。

 

ひびうた 代表 大東悠二(みみちゃん)

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コメント: 2
  • #1

    小林ゆにこ (木曜日, 16 4月 2020 19:17)

    お久しぶりです。
    暖かい取り組み、とても嬉しいです。去年、ひびうたさんで、私の講座をスタートさせて頂いてから1年になりました。
    ここまでこれたこと、スタートのチャンスの場を与えて頂いたこと、深く感謝です。
    大東さんのスタンス、お顔をみてお話聞きたいかたもいるかもなーと思いましたぁ��
    って、私がお顔を拝見したと思ったので��
    投稿楽しみにおります。
    いつも、ありがとうございます��

  • #2

    大東悠二 (金曜日, 17 4月 2020 10:18)

    お久しぶりです。
    あれからもう一年になるんですね。
    その後の活躍の様子を拝見させていただき、こちらも嬉しい気持ちでいました。
    新しい取り組みに対しての応援のメッセージありがとうございます。
    とてもとても励みになりました。
    状況が落ち着いたら、またお会いできる日を楽しみにしています。
    こちらこそ、いつもありがとうございます。