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新年度を迎えて思うこと(水谷)

先日、ひびうたがテレビの取材を受けました。
映りたくない方には配慮させていただき、当日は普段通りのひびうたの姿を取材していただきました。
こんな時に人が集う場所を取材・撮影するなんて……そもそも、こんな時にまだいつも通りに営業しているのか?
と、きっと人によっては青ざめる位の状況かと思います。
私達も毎日悩み葛藤しながら、それでも変わらず自由に、変わらず安心していただけるようにと心がけ、来てくださった方と過ごしています。
ひびうたには、普段から心配事が頭や心、そして体から離れなく、常に緊張感、めまい、不眠など様々な症状を持って過ごしていらっしゃる方もいます。
様々な選択肢の中で「今」「ここに」「居る」事を選んでいる方々を、置き去りにできないでいます。
自分の中では、普段より念入りな手洗い、うがい、換気を心がけお待ちしてます。
コーヒーの製造の際も、改めて手洗いや手指の消毒等を強化しています。
でも、こんな時だから、と私はあまり言いたくないのです。
こんな時でも、自分らしさを失わずに、まずは自分が何を求めているかを知り、考え、行動していきたいと思っております。
それぞれに様々な状況、考え、感情があります。
こうするのがいいよと、誰かにアドバイスすることは難しいし、ひびうたはそのような事は普段からあまりしません。
「それぞれ」の安心や自由が、「みんな」の安心や自由と矛盾しない事を信じて、今後も活動を続けていきます。
テレビ取材の日は、これまた「こんな時に」とザワつきそうな「花見」をしましたが、ひびうたのすぐ近くにある「子午(とき)の鐘」の近くの桜をみんなでそっと、見に行くだけ、という、ひびうたらしいものでした。
ウィルスの事など関係なく、もともとひびうたの大抵のイベントはこのようにひっそりとゆるく行われます。
そして私は、それらを心から楽しんでいます。
仕事だから、しているんだよね?
大変な、仕事だね?
エライね?
と、言っていただく事は多いです。
もちろん仕事だし、大変な事もあるし、誇りを持ってもいます。
ですが、自分の中では6割くらい「楽しい」のみでやっています。
正直に言ってしまえば半分以上「遊び」くらいの気持ちで。
そして、私の今年度の目標は「8割『楽しい』だけで生きる」事です。
(2割くらいは、仕方ないので苦手な事やあんまり楽しくない事もやります)
それは手を抜くわけでも、無理やりに全てを楽観視することでもなくて、自分の「やりたい事」の枠と「他人から求められている事」の枠を重ねて、拡げていきたいという気持ちです。
居場所や就労で出会う方とも、「仕事」のみの目線だけでなく「1人の人間として」関わり、共に時間を過ごしていきたいと考えています。
代表も書いていましたが、これからはひびうたの外にも「居場所」をお届けしていく、とのこと。
新しいことをはじめることが病的に好きな私は、今、わくわくしかありません。
きっと全てが簡単にうまくはいかなくてもです。
皆さんには、これからもひびうたを見守っていただけたら、それだけで嬉しいと思っています。
今年度もどうぞよろしくお願い致します。
ひびうたスタッフ 水谷(じゅんちゃん)